滋賀の茶園整備新鮮緑クラブ

元気な「滋賀の農業」広め隊

2013年08月05日 13:00

8月になりました~
セミの爆音より直管マフラーの方が心地イイ、森ちゃんです
ますますアッチくなってきましたが、水分補給には深い甘みのあるお茶をオススメしますよ!
今日のOAは土山のお茶をご紹介しました~^^
お茶本体というより生産者がメインの内容でしたよ
『滋賀の茶園整備新鮮緑クラブ』の立岡啓(あきら)さんにオハナシ伺いました。
わざわざご自宅にお招き頂きまして有難うございました

さてさて写真を撮ったのは誰でしょう ヒントは『目』

取材当日はべらぼうにゴキゲンな雨がバリバリ降ってまして、茶園を見学することができませんでした(泣)

滋賀の茶園整備新鮮緑クラブのみなさんは、滋賀の老朽化した茶園を若返らすという取り組みをされていらっしゃいます。
どーゆーことですかと言いますと、お茶の木というのも生き物でございますので、やはり歳をとる。そーなると、新鮮さやお茶っぱの旨味というのも徐々に落ちてくるんですって。そこで、木を若い木に植え替えるという作業を茶農家のみなさんはやらねばなりませぬ
だいたい25年周期で行う総入れ替えは大変な作業…
しかも一般的には引き抜いた古い木は焼却処分して灰になってしまいます。

「個人で行うには体力、知識面や金銭面にも辛く、環境に悪いだろう」ということでクラブのみなさんは協力し、出し合って粉砕機を購入。今まで焼却していた古い木をチップ状に砕き、新しく畑の土をほぐす際に一緒に混ぜて若い木を有機栽培するという試みをされていらっしゃいます。
茶畑の入れ替え方法としては関西では珍しいということで多方面から視察が来るとのこと。

「はじめのうちは重機の操作を土木業者に任せていたが、やはり『畑』をつくるということは我々農家のほうが慣れているから免許を取得し自分たちで重機も動かすようになった」と立岡さん
近隣で植え替え時期の農家さんがいたら重機ごと出向き、作業を請け負うということもされていてらっしゃいます。
茶畑のリフォームですね

立岡さんは、生産するのは誰にも負けない自信があるが『売る』ということはなかなかうまいこといかず難しいと。
農家さん個々では生産~宣伝、販売まですべて行うのは手が回らないようで…
皆で分業したり、新しい案を出すという目的もあってクラブを立ち上げたそうです。
やっぱりそーですよねぇ、会社のように、企画、営業、製造、販売、経理などと分業しているところを全てやるとなると大変です

そんな新鮮緑クラブの皆さんが送りだす自信作がありますよ
植えてから10年未満の若い木からのみ抽出した風味豊かなお茶

熟成した茶葉で爽やかな後味の『朝霧』
やわらかい茶葉の上品な風味『夕霧』
収穫直前に日光を遮り旨味を凝縮させた『夜霧』の3種類

ボクのベタな感想ですが、熱いお茶だと香りや深みが、冷たいお茶だとスキっとした後味とまろやかな甘みが味わえます
でコチラが創作料理ならぬ創作おちゃ!
上記の若木の茶の最上級グレードのゴキゲンなお茶です


どーですかこの存在感!!!とてもお茶が入ってるとは思わないでしょ
このギャップで宣伝効果を狙ってらっしゃるそうで^^ 主に贈答用に購入される方が多いんですってちなみに1本25,000円デッス
クラブの農家さんらのベスト茶葉&特殊な殺菌方法で保存料を一切使わない、こだわりの一品ですよ
説明にも熱が入る立岡さん

この『若木の茶』は現在石山にある、前野園茶舗というお茶屋さんでしか手に入りません
前野園茶舗のHP http://maenoenchaho.setacai.com/index.html
10年未満の若い木より抽出された珍しいこのお茶、クラブのメンバーさんらの自信作です
3種とも全く味が異なり、それぞれの休息時間が過ごせます。ぜひとも味わってみてくださいネ~

これからは消費者の立場でもお茶を考え、時代にあわせて作り方や売り方も工夫していきたいとメッセージを頂きました!
滋賀はお茶発祥の地とされています!伝統を守りつつ、新たな試みにもガンガンチャレンジしていってくださーい

↓YOUTUBEに土山のお茶作りについての動画がありましたのでリンクしときます~↓
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=x_ZuZ4pwjp8
以上もりちゃんでしたっ