元気な「滋賀の農業」広め隊

山芋っ since 300 years ago!!!

11月2週目、ベラボウに寒くなってきましたネ… 
でもだがしかし、ケッタマシンで通勤しちょります隊員の森ちゃんですkao_11icon12

さてさて今日のOAは愛荘地域で300年も前から生産されている伝統野菜、ヤマイモちゃんのご紹介でした~iconN36 300年前ですよ、いつですかiconN06高校んとき歴史赤点とったんで全く分かりませんネ。氷河期くらい…

でですね、今回オジャマしたのは愛荘町でこのヤマイモを生産されている黒川利平さんの圃場kao_22
山芋っ since 300 years ago!!! 
どーっすかicon23教科書に載ってそうな田舎のひと時ってカンジですよねww

黒川さんは特大ベテランの農家さんで50年以上前からずーっと丹精こめて伝統の味を守り続けてきていらっしゃるんですょicon12 ヤマイモ史の1/6は黒川さんが刻んでいることにっ すっげぇぇぇ!!!!!!
取材に伺ったのはちょうど収穫の真っ最中。お忙しい中ありがとうございます。
山芋っ since 300 years ago!!!

『秦荘の伝統野菜ヤマイモ』っていうほうがまだ馴染みがある方も多いと思いますが、愛知郡愛荘町は旧秦荘と旧愛知川町が2006年に合併してできた町で、今回のヤマイモは元々の立地的には秦荘だったみたいッスねicon23 
山芋っ since 300 years ago!!!
穫れたヤマイモちゃん。まだけっこうWILDなお姿ですが、このあと乾燥させて余分な根っこを取り払えばキレイな出荷できる状態にicon12

黒川さんからはたくさんの話題を頂きました!さすが50年分の歴史やこだわりが満載ですっ
いくつかご紹介しますと、昔は水稲をしなければならなかった時代、ヤマイモなんてタブーで秘かに生産されていたそうです。秘
ここら(愛荘)は沼地だったそうでヤマイモ生産には都合のいい立地で、毎回ねばりの強い良質のヤマイモが穫れていたそうで。
山芋っ since 300 years ago!!!
沼地のなごり。水ハケが他と比べて良くなく、水分が地中に多く長く含まれるのがヤマイモには好都合ダイヤ
しかしそんなものがあると役所のバレると罰&大名への献上で作り手もモノ自体も無くなってしまうので、もぅホントに極秘生産だったんですってkao_16kao_16

黒川さんが就農当時、ここのヤマイモについて調べようとしたが記録が全く無い、手記にも古文書にもどこにも載ってなかったと…。
山芋っ since 300 years ago!!!
地域の代々作り続けてきた人のみぞ知る幻の伝統野菜なんですねiconN04
なんかカッコイィィィicon12icon12
そんなゴキゲンなヤマイモ作りを習得し50年以上も守り続けていらっしゃる黒川さん、こだわり内容も細かく教えてくださいましたよiconN04
山芋っ since 300 years ago!!!
種芋を圃場に植えるとき、特注の細目のスコップで1つ1つ穴を掘り、イモがまっすぐ成長できるよう良質の川砂や殺菌作用のある炭とともに植え込みます。
山芋っ since 300 years ago!!!
低負荷で育つイモ先端の丸まり加減も品質に関わってくるんだそうです。
左手の持ってらっしゃるヒョロってしたのが種イモicon06

ここでフシギなのがヤマイモの圃場icon01
山芋っ since 300 years ago!!!
何にもないでしょiconN06上には何もでてこないんですww ホントにあるん?ってカンジですが土の中ではたくさんのヤマイモちゃんたちが育ってるんですよ
この畝に一面生えているのはなんと雑草icon16 スズメのてっぽうというこの雑草をあえて摘まずに埋め尽くすことで、この他の有害雑草が生える余地を無くすことが出来るんですってkao_16 なるほどぉぉぉiconN04しかもこの雑草、ヤマイモが成長し始める6~7月には枯れて藁のように重なり畝を覆って大雨による畝の崩壊や他の雑草や害虫の被害を防いでくれるiconN04iconN04

もはやコイツは雑草ではないですよね(笑) これは長年の黒川さんの自然農法のこだわりで、周囲の農薬に頼る農家さんらから「その便利な草はどこで売ってるんや?」と聞かれるほどww 「勝手に生えてくるんや」と笑う黒川さん。kao_10
除草剤だとスズメのてっぽうも含めて無くしてしまうんで、絶えず除草し続けないといけなくなるんですね~炎

種イモ作りから収穫まではなんと2年もかかるんですってkao_16なんと大変で手間がかかる作物icon10収穫もイモを傷つけないよう、機械ではなく1つ1つ手作業で掘りおこす。この瞬間が1番楽しいと黒川さん^^
奥様とおふたりで収穫作業するんですが、なんせ60a の圃場。全っ部手作業ですよkao_16ほんっとに重労働icon10icon10
山芋っ since 300 years ago!!!
粘土質の畝にスコップを踏み入れ、
山芋っ since 300 years ago!!!
ダメージを与えないよう気をつけながらここまで腰を曲げて手で掘り出します。
山芋っ since 300 years ago!!!
取材後もどんどん作業を進めるおふたり。
山芋っ since 300 years ago!!!
ほんと凄い仕事量ですよ…

姿が見えず、手間隙かけたヤマイモがどう育っているか見るのがすごく楽しみなんですってkao_22
いやいやそりゃそうでしょうww集大成ですもんねicon12
オススメの食べ方はやっぱりとろろにするのが1番とのこと。摺りおろしたヤマイモは鉢が持ち上がるほど強い粘りがあり食べ応え十分icon12鍋に入れたり、海苔で包み炙って食べるのもおいしいそうですよ^^

山芋っ since 300 years ago!!!
愛荘の伝統野菜、黒川さんが育てたヤマイモ是非ご賞味あれ~kao_22kao_22

以上~ もりちゃんでしたっkao_22icon12icon12




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Posted by 元気な「滋賀の農業」広め隊 at 13:00│Comments(1)野菜
この記事へのコメント
維子さん! 森ちゃん! こんにちは。

伝統野菜です・・愛荘町のヤマイモ!

丹精こめて伝統の味を守り続けています
自然農法のこだわり全部手作業で手間隙かけたヤマイモ愛情が篭っています~♪♪
守り続けて欲しいです!!
食べて見たいで~す(^0^)
Posted by 東近江:ゴルフガンバリマン at 2013年11月12日 13:07
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